心臓弁膜症 2度の心臓手術体験記 〜私の覚え書き

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zoom RSS 手術室の中へ  手術台の上で

<<   作成日時 : 2016/12/24 04:34   >>

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「全身麻酔下 という 人体の非常事態 」
全身麻酔の無意識下、 手術室では、 手術台の上では
心臓開心術の実際 は どんなことが行われていたのか?
そして 自分の生体は どんな反応を起こしているのか?
やっぱり とても興味深 い。
どんな手術でも 命懸けであることにかわりはないが
心臓の鼓動を 一定時間 人工的に止めて 人工心肺下で
手術手技を施 したその後に 再び心臓が再鼓動 し始める、と
いう 他にはないドラマティックな展開が 心臓開心術にはある。
2011年秋と 2014年秋 期せずして 3年間の間に 2度も
胸骨正中切開、人工心肺下での 心臓開心術を受けた。


最近では
本人の手術開始から終了までの手術録画のDVDを
希望する患者に渡してくれる病院 も多いようだ。
ブログ仲間さんにも 何人かおられる。
私は 2011年の僧帽弁形成術後 担当医に申し出たら
手術全体ではなく 「弁形成の手技の部分だけの録画」のコピーと
あと 「手術記録」 のコピーも 自分用として いただけた。
 (病院によっては、また 今では、 もらえないのかもしれない)
これは当然 専門用語と横文字が並んでいるが それでも
調べながら詳しく読むと 手術開始から終了までの状況が
それなりにわかる。
最初の手術後 この2つは 私の「宝物」 となった。


2014年の再手術は 最初の手術より 難度の高い手術で
出血が多く 輸血も受けて 長時間かかったから
より 大変で ドラマティックな状況だったと想像するが
こちらは 録画も 手術記録も いただいていない。
この時は ・・・ 言葉にするのは難 しいが
最初の手術後の興奮さめやらぬ心境とは やや違って 
もらわなくてもいい、というか どうしても それを見たい、という
気持ちが あまりなかった。

この時は 「診療明細書」 を詳細に見ることで
手術中に使用された おびただしい薬剤や 輸血量
医療器機とか 医療材料、から 手術の流れが見えてくる。

また 術中に 何回も行われている「血液検査数値」などによって
体の状態も 素人なりにも チラチラ想像することができる。
分かりやすかったのは ヘモグロビン量
一般的に貧血の数値だと思うが
私は もともと 貧血はまったくなく
平常 いつも 「13」台の数値。 術前もそうだった。
それが 再手術開始後の時系列を見ると 開始から早めの時間で
「8」 台に急低下 している! 自分で こんな低い数値は初めてだ。
たぶん この時は 胸骨再切開から 心臓にアプローチするまでの
段階で 予想通り 「癒着」をはがすのに時間がかかり 出血が
多かったのだと想像する。  
「診療明細書」での 「輸血」された量などとも重なる。


最初の手術の時は やはり とても 緊張していて覚えていない
のだが 再手術の時は 手術台に乗る時 室内を見渡すと
真ん中の手術台と その上に 手術室の象徴 とも言える無影灯が
ドーンと目に入った以外は とても広くスッキリしていて
心臓手術に欠かせない あの ものものしい人工心肺の機器も
見当たらなかったような・・・
手術場面の画像・映像では 多くのものものしい機器に囲まれて
いるのを見るが 患者の緊張感や恐怖感を減らすため
麻酔がかかってから 順次 スタンバイされるのかな?


最初の手術後は 特に 心臓手術の内容や術中の流れに
特に興味が強くなり いろいろ知りたくて 本も探 したりした。
  そんな時 見つけた1冊
  「手術室の中へ  麻酔科医からのレポート」
                 弓削 孟文 著



心臓手術を無事に終えた患者は
執刀医に 特別な感謝の気持ちを強く抱くことが常 だと思う。
命を預けて執刀 してもらい、助けてもらったのだから 当然の気持ち

私の場合、 特に再手術の時は
2連休明けが手術日だったので 手術担当の麻酔科医が
顔合わせと面談に来られて 簡単な説明を聞き 
同意書にサインしたのは 手術当日の あわただしい朝 だった。

執刀医の元へは 定期診察で受診するが
麻酔科医とは それっきりで どんな先生だったかも覚えていない。
だけど よく考えてみたら その手術で 命を預けた比率は
心臓外科医と同じくらいなのだと思う。
術中 患者の全身管理をしているのは 麻酔科医
長時間で 難度の高い手術になるほど 麻酔科医の仕事も
より重大になるだろう。

さらに 人工心肺の機器を回す 臨床工学技士さん
そして 手術室専属看護師さん

「手術室の中へ」 入って 「手術台の上で」 横たわった時から  
多くの医療スペシャリスト連携のチーム力によって
こうして 今 普通の生活を過ごせている私がいるんだと
あらためて 感 じた今日 だった。




















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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめてコメントさせていただきます。
いつもブログを読んで、とても参考にさせてもらっています。
心臓手術の事を知っている方なんて、どこをさがしてもみつからず、本当に参考になり助かりました。

2ヶ月近く前に僧坊弁閉鎖不全症、弁軽術を受けました。
ありがたいことに、順調に経過して、普段の生活ができるようになってきました。

全身麻酔、しかも人工心肺下の手術はとても貴重な経験でした。
でも、術後二、三日は吐き気と痛みで辛かったですが...

カワセミさんは三年間に二度の心臓手術、とても大変だったこととお察しします。

お身体を大切にどうぞよい年をお迎えくださいね。
エミー
2016/12/31 17:28
エミーさん はじめまして。
コメントありがとうございます。
僧帽弁術後2か月頃は 普段の生活に戻って来たな、という回復の実感を一番感じられる頃だったかも。
でもまだ半年くらいは 慎重に慣らし運転で。

初めて弁膜症と言われた時は 私もまわりに心臓病の
人はいなかったので 手術を決断する際は1人で
かなり悩みました。一旦 決断したら とても楽になりました。
全身麻酔、胸骨正中切開、そして 人工心肺
誰でもが経験できるわけではない特別な経験なんだと 最初の術後は すごく高揚感に包まれました。

2017年になりました!
エミーさん 今年もよろしくお願いします。


カワセミ
2017/01/01 03:06

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