手術創痕のこと

胸骨正中切開による私の手術創は 胸中央を縦に
20cmもある。 まもなく 手術後1年2カ月を迎える現在でも
下から11cmほどは 幅3~4mmほどの 赤黒く
盛りあがった肥厚性瘢痕状態になっている。
かゆかったり つっぱり感を感じることも 度々あるが
幸い ケロイドではないようだ。
肥厚性瘢痕と ケロイドは 別のものであるとわかった。

同じ病院で同じ手術を受けられた方(男性)のブログの
創痕の写真と比べると 同じ1年後でも その方の創痕の
方が 断然きれいだった。 色も 盛り上がり具合も。
創の治りの経過の良し悪しは 人と比べなければ
実際よくわからず こんなもんかなあ?と思ってしまう・・・
しかし 他の方の創痕写真を見て
私の創痕は 治りの状態 (見た目) が かなり悪いと感じた。
創痕の治り具合 (見た目) は 人によって差が出るのだそうだ。


手術後初めて 創部のテープが取られて目にした創は
抜糸の必要もない埋没縫合のおかげで
ボールペンで スーッと引いたような 本当に細い1本の線
だったので とてもビックリした!
こんなに細い1本線だとは思っていなかった。
看護師さんが 「カワセミさんの創 ホントにきれいやねぇ!」
と お世辞ではなく 感嘆の声を上げてくれたこともあった。

手術直後が あんなに細い1本線だったので、そのまま
細い創痕になるものだと思い込んでいたが、次第に赤く硬く
盛り上がって来た。 皮膚の繊維成分が一時的に増殖し、創に
沿って皮膚が隆起したり、しこりができたりする肥厚性瘢痕だ。
通常は 半年から1年ほどで 皮膚は平らになるそうだが
私の創痕の下半分以上は 今もその気配が全くないままだ。

胸に傷跡が残ることは もともと あまり気にしていなかったので
深刻に考えたわけではなかったが、昨年夏 4年前に耳の耳介の
ほくろ(血管腫)の切除手術を受けた形成外科医のもとへ相談に。

治療としては
飲み薬 リザベンは ネットで調べると 人により 副作用で
ひどい膀胱炎になる方も 多々いるようなので
怖くて服用しないことにした。

ステロイドの塗り薬は効かない、と言われ
ステロイドの貼り薬 ドレニゾンテープを処方されたが
皮膚が弱くて かぶれ、痒くて痒くて 3日でやめた。

盛りあがった創痕に直接 ステロイドを注射する方法を
すすめられたが これは かなり!強烈に!痛いらしい・・・
その痛みは 注射が終わってからも しばらく続くという・・・
しかも 定期的に何度か続ける必要があるらしい。
先生にすすめられたが やっぱりお断りした・・・
 ※心臓手術後 あの高揚感の中で もう怖いものはないと
   思っていたが 「強烈に痛い!」という注射は
   やっぱり怖かった! 強烈な痛みのショックで 不整脈でも
   起こったら えらい事だ・・・ 痛みに弱い私・・・
   よく あの心臓手術を乗り越えられたものだ、と変に感心

形成外科的手術
創痕を ジグザグに縫い直す形成外科的手術を施すと
つっぱり感もなくなるらしいが この方法を選んだ場合は
その前に まず③の治療法を施すのだという!

結局 ①、③、④、どの方法も 今はしない、と ドクターに
告げた。 ドクターは いやな顔もされずに笑っておられた。

結論 → 今は 特に治療はしないことにした
肥厚性瘢痕になってはいるが、それだけ 自分の中で
手術創痕は 今の時点で深刻に悩むほどの事柄ではない、と
いうことなのだろうか?

そして 昨年夏の循環器科のα先生の言葉を思い出した。
「名誉の負傷だから・・・」

私の言葉で言うならば・・・ 胸の手術創痕は
「大手術を乗り越えた勲章」 かな?




























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