京都薬科大学 薬草植物園の一般公開

薬科大学の学生が 実習で利用する ふだんは非公開の
薬草植物園 「御陵園 (みささぎえん) 」 が
5月25日 の午前と午後 各 2時間ずつだけ
一般公開 (無料) されたので 行ってきました。
住宅地の中にありながら 300種もの薬用植物が
植栽されているそうで 大変 興味深く 見応えがありました。
初夏に一般公開するのは初めての試み、 とのことで
34℃の猛暑日の炎天下ながら
入園待ちになるほどの大勢の人が訪れました。



今回 特に見たかったのが 次の2種の植物

ヒキオコシ (引き起こし)   シソ科
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弘法大師が山道で 倒れている人を見つけた時
近くにあったこの野草を搾り 口に含ませたところ
元気を取り戻 した、と伝わることが 名前の由来
この故事から 病人を「引き起こす」 と言う意味で
「延命草」 とも呼ばれる 


キブネダイオウ (貴船大黄)
京都 と岡山県の一部に自生するとされる
絶滅寸前種に指定の貴重な植物

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随所に 学生さんがいて いろいろ質問に答えたり
植物について説明 したりしてくれるので
植物好きの来園者には 嬉 しいし
大学としても 学生にとっての勉強機会になるのだそうです。

初めて目にする植物 が たくさんあったり
知っている植物にも 新しい発見があったりして
ワクワク 感 いっぱい!!
それぞれに 学名・和名・薬効・用途 が記されたプレートが
付けられているので いっそう興味をそそられます。
ほんの一部を UP します。
興味のない方は スルーして下さい。


ルリジサ  ムラサキ科
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ハーブの一種   解熱 、利尿の効用


トウキ (当帰)
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ご存知 漢方薬の薬草ですね


アマチャ (甘茶)  ユキノシタ科
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ヤマグワ (山桑) の実
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子供の頃 食べたような気がして 郷愁を誘われました。
童謡の「あかとんぼ」の歌詞 を思い出します。
 ~ 山の畑の桑の実を 小籠に摘んだは いつの日か ~


ウツボグサ  シソ科
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これも 故郷の野辺に よく咲いてたなあ~
利尿作用 むくみ改善 ・ 消炎作用


チョウセンアザミ  キク科
このつぼみが あの「アーティチョーク」 (食用) とは知 らなかった!
葉と根には 肝機能保護作用があるとのこと
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この一般公開に来ている人は 植物好きの人が多いせいか
目の前の植物について 学生さんや知 らない人同士で
会話が弾んで、 とても楽 しかったです!


セイヨウアサツキ (チャイブ)  ユリ科
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ハナズオウ (花蘇芳) の実  マメ科
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濃いショッキングピンクの花は知っていたけれど
こんな実が付くことも 薬用植物 ということも知らなかった~


クララ  マメ科
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苦参 (クジン) =漢方薬の薬草
根をかむと クラクラするほど苦いことが 名前の由来だとか
学生さんが説明 してくれました


ヘンルーダ  ミカン科
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防虫 ・ 殺菌効果  猫除け にもなるらしい


ダイダイ (橙 ・ 代々)  ミカン科
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可憐 な花と たわわに実った果実を いっぱい付けていました。
カリウム 、カルシウム 、マグネシウムが豊富
 ということは 心臓にも 良いはず



カンレンボク (早蓮木)
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強力な抗腫瘍活性作用が見出され
一部の抗ガン剤 に使われているそうです


タンジン (丹参)  シソ科
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まだまだ興味深 い植物 がいっぱいですが
きりがないので この辺で ストップ します・・・

初夏の一般公開は 今回が初めてで
1日だけの公開 、しかも 時間も限定、ということで
大学側の予想 を はるかに上回る大勢の人が来園 したようです。
植物好きの人が こんなに多いことを あらためて実感 しました!
今回は 大変 興味深 く じっくりと薬用植物 を楽 しんでいたら
時間が足りなくなり 温室に入れなかったので
次回 の秋の公開時に ぜひまた訪れたいと思います。

 若かりし昔に戻れるとしたら
 私も こういう 薬用植物の勉強 をしたかったなあ ・・・



この薬用植物園の横は 大学のグラウンド
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京都薬科大学
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この記事へのコメント

2019年05月28日 07:54
山科の薬科大学に薬草植物園があるんですね
google mapで見ると本当に住宅街のど真ん中にありますね
貴重な植物が沢山育てられているんですね
四宮に科研製薬の総合研究所があったり、椥辻に日本新薬の山科植物資料館があり薬草が育ちやすい土地なのでしょうか
2019年05月28日 13:04
せきあさん
住宅地の中にマニアックな薬草園が
あるとは驚きました。多種多様の薬草
の生育のために適切な土壌管理などが
行われているのでしょうね。
本当に山科は地味ながら歴史も奥深く
私の社会人スタートの地でもあり
好きな地域です。
京都薬大には日野にも もっと広い
薬用植物園があるそうですが
一般公開はしていないそうです。
一言寺と同様 鹿も出没するよう
です。醍醐山にも薬用植物が多く
自生しているのかもしれません。